先端医療とかいうものについての雑感

遺伝子治療、クローン、臓器やら胚やら生殖医療に関すること。
色々前提になる条件が欠けている気がします。
日本ではこれまで研究に関しては実質法定でルールが定められてるのは薬事法だけといお粗末さです。無論これは新薬開発の際の治験なのでそれ以外のものには適用されません。で2001年にできたクローン規制法も正直首を傾げないではない内容です。臓器移植法も臨床レベルでのお話なので研究に関してはノータッチです
無論それぞれ遺伝子治療や臓器に関して様々な団体が指針やらをだしてますが、罰則がありません。弁護士の場合は弁護士会が業務停止や除名などの制度はありますが医療従事専門職には、そもそも強制加入の職能団体もなくとうぜん実質懲戒制度もありません。
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/yakuzaishi/default.html
などはそもそも倫理規定どころか倫理理念といった程度のものですし
http://www.med.or.jp/nichikara/syokurin.pdf
はそれなりに詳細ですが結局処罰できないという状況があります。
こんな状況で「俺たちにまかせとけ、いけいけGOGO!」とか正気ですか?
結局ここあたりの明確なできれば統一的なルールがまず造られるべきだと思います。

であとは一般の人々への教育たとえば
http://biotronique.jp/politics/archive_2005-04-25
正直私はこれは刑事罰の対象になるくらいでも問題ないと思います。
あと
http://www.qole-acct.co.jp/genetiss/gtcol3.html
私など、ガンダムSEEDにおける遺伝子云々はネタなのですが・・・

えーとようはもっと情報を、それも「知りたければ情報はある」
ではなく一般の人にももっと情報を分かり易く開示するべきなのではないでしょうか?
http://www.nihs.go.jp/cgtp/cgtp/sec1/gt_prtcl/prtcl-j.html
では死亡例がそもそも書いてないですね?ベクターとかin vivo ex vivoなんて普通の人わかりませんよ。
いやもちろん専門知識を分かり易くというのは難しいのは解ってますし、正確な理解とは何かとか問い詰めたらそれこそ大変です。
でも明治の医者は病原菌という概念を一般の人に広めるためにそれこそ場合によっては自己の生命を犠牲にしてまで頑張ったのですよ。まあ当時はちょうど病原菌の研究が世界的に盛んだったとかありますが。
現在、病原菌あるいはウィルスに関してそれは必ずしも正確ではないですが殆どの国民が知識をもっていると思います、まあつまりそれくらいのレベルになるまでがんばってよと。

そして見直すと本当にまとまってないOTL