系譜

黒人に関して「黒人の大半は洞穴や密林に住み、草を食い、野蛮のままで社会的集団生活をせず、たがいに殺して食べる。黒人は一般に軽率で、非常に情緒的性格であり、メロディーを聞くとすぐに踊りたがる。彼らはどこにおいても愚か者とみなされる」
という言及があります。
これは一体いつの、どこの誰がいったのでしょう?
ちょっと世界史の知識がある人だったら大航海時代から帝国主義時代の欧州の人間のものだと思うかもしれませんが。実はこれ14世紀のアラブの歴史家の著作の中にあります。
たしかに19世紀の欧州人のものだとしてもほとんど違和感がありません。
確証はありませんが欧州の人間の黒人への偏見はイスラームの影響をうけているのかもしれません。

中世の「成就されない恋愛こそ真の恋愛である」というテーゼもあるいはそうなのかもとこのごろ思ってきました。