読書備忘録

電気の歴史
主にその黎明期から戦間期の電気事業の歴史を扱います。主にイギリス、ドイツアメリカについて書いてあります。
ニューヨークのど真ん中に発電所あったり、エジソンが直流主義者だったとか、そういうことよりやはり、科学、技術、産業がまさにトリニティをくみ出した時代というのに興味を持ちました。どうやら多くの企業が研究部門を今でこそもっていますが、単なる技術部門を超え研究部門ができ始めたのは19世紀末のようです。
あと、自治社会主義、どうやらこの時期特にイギリスで電気水道などの公共的なものは自治体が運営すべきと考える意見が多かったようです。ここあたりはかなり現代的な視点で研究すると面白いのではないかなー、と無責任に思いました。

評価A