シャーロットはガラスの靴の夢を見るか (GA文庫)

シャーロットはガラスの靴の夢を見るか (GA文庫)

名前買い。
丁寧に書かれたアンドロイド物です。佳いお話といったところ。シナリオをかなり圧縮した感じなのでもうちょい話を膨らませてもよかったかもと感じました。アンドロイドが犯罪の対象となる、という話は私が無知なだけかも知れませんが目新しかったです。
近未来、具体的な値段は出てきませんが自立型かつ見た目も人間そっくりのアンドロイドがでてくるお話です。
メインは少年とアンドロイドの関係で、技術的な事はできるんだからできるんだ!法的社会的問題は必要な範囲でかるーくです。

しかし、アンドロイドが一人で買い物行くとかどういう法律構成なのか、そもそも自立型ボディーガードアンドロイドは正当防衛や緊急避難あたりのロジックどうすんの?あと虐待されたアンドロイドの所有権は?とか私的にはそこあたりもう少し描写ほしかったなというところ。

どうもSF者というよりSF研者心をくすぐられました。

評価A