Free Culture

Free Culture

著作権に関し、その無制限の拡大を批判する立場の本です。具体的事例を挙げ、映画などの新メディアが誕生した時著作権はどのように変わったか、またイギリスにおける著作権の誕生に関して、そしてインターネットにおける著作権に関してなど。

議論としてはそもそも著作権とは書籍地図の出版権であり、それがどんどん拡張して行き、今では自由にできることの方が少なく、これは文化の発展に関してマイナスであると論じています。
また、現行の著作権制度では著作者を調べその許可を得るのが、難しく自由な利用を妨げている。また著作権法によりコピーが作れずこのままでは失われる著作物があまりに多くなりすぎるなど。
あくまでアメリカに関する話がメインですが、日本においてもあてはまることは多いと思います。

おおむね、私は著者の意見に賛成です。正直現行の著作権法はあまりに著作者を保護しすぎてると思います。

評価A