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- 作者: アンヌ・モレリ,Anne Morelli,永田千奈
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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- 「われわれは戦争をしたくはない」
- 「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」
- 「敵の指導者は悪魔のような人間だ」
- 「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」
- 「われわれも誤って犠牲をだすことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」
- 「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」
- 「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」
- 「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」
- 「われわれの大義は神聖なものである」
- 「この戦争に疑問を投げかける者は裏切り者である」
このテーゼはWWI後に英国のポンソビー卿が提示した戦争プロパガンダの10の法則です。
この本はそのテーゼに関して具体例を挙げていってます。
そして、これは戦争の際の言論で、すべてではなく今でも当てはまるものです。
言葉で言うのは簡単ですが健全な懐疑しか対応方法はないのでしょうか。
そういえばあとがきにあった
三流企業でさえ、消費者の期待に応えるような理想主義的で高潔な謳い文句を使って、いかにも優良企業であるかのようにみせかけるのだ。
は思わず苦笑させられました。
評価A