おべんきょう

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070523-203196.html

画像ちゃんねるは、画像の投稿を募集する巨大掲示板サイト。1日約20万件のアクセス、約1000件の投稿がある。投稿すると、そのまま掲示されるため違法な画像が横行。県警はそれを認識しながら削除しなかったのを「放置」ととらえた。

 県警によると、サイト管理者を同容疑のほう助ではなく、正犯で逮捕するのは異例。

 調べでは、7人は昨年6月から今年2月の間、同サイトに投稿されたわいせつ画像を掲示し、アクセスした不特定多数に閲覧させた疑い。

 三条場容疑者は「管理者は場所を提供しているだけで、投稿画像について責任を負わない」と否認しているという。

 ほかに逮捕されたのは会社員、飲食店経営者のほか、画像削除補助を担当していた大学生ら。

 県警は昨年11月、元交際相手のわいせつ画像を投稿した男らを逮捕し、今年2月にサイト運営会社などを捜索していた。

参考

(わいせつ物頒布等)第175条 わいせつな文書、図画その他の物を頒布し、販売し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金若しくは科料に処する。販売の目的でこれらの物を所持した者も、同様とする。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
まず「公然と陳列」とは多数のものが閲覧できるような状況に置くことです、そして自分で猥褻画像をUpしたというならわいせつ図画公然陳列だとは思いますが、管理している掲示板にわいせつ画像が投稿された事をもって、わいせつ図画公然陳列にはならないだろ。と思います。敢えて、猥褻画像が投稿されているにも関わらず常識的な時間内に削除しないとかあれば幇助となるのは可能性はあっても正犯にはならないだろうと。
うーん、わいせつ画像を陳列される事を承知でそのような場所を管理してる、という事が共同正犯だということでしょうか?だた、そうすると画像掲示板あるいはそれに類するサイトなんてリスクが高すぎて運営できませんよ。これは極めて強い表現に対する萎縮効果をもたらすと思います。
警察もアホではないので、たぶん検察に照会とって有罪に持ち込めると思ったからの逮捕なのでしょうが。今後の動向が気になります。

しかし私は、そもそも刑法175条は廃止、ないし改正すべきだと思っています。ポルノの氾濫を許していいのか?という反論はあるでしょうが、それは方法や様態の規制で目的は十分達成できると思います。そもそも、現在わいせつ物頒布等の罪に該当しなようなポルノでもその点は変わらないはずです。露骨な性器の描写がないポルノなら生活環境に氾濫しても問題ないというのでしょうか?
また現在のインターネットの状況を考えるに、山形海外送信事件のように日本国内からアップロードしたら違法で、海外でアップロードしてる分には合法とかが法感情に合致するのでしょうか?
また松文館事件からも窺えるのは、警察ならびに検察が捕まえようと思えば、現在普通に流通しているポルノがわいせつ罪に問われると言う、恣意的な運用が可能ということです。

参考サイトhttp://sonoda.e-jurist.net/text/chinretu.htm


でお次は【著作権】とんでもない法案が審議されている: たけくまメモ
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20070522/1179832946
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/070209.html

これもかなり表現の自由にヘビーな影響を与えます。当然私は著作権法非親告罪化は反対です。そもそも非親告罪化する理由が薄弱です。
ダウンロードも違法とかいうのとコンボでやられると、動画をブログとかで紹介するのも著作権法違反の幇助or共同正犯が問われることになります。
そういうことはしないだろう、ではなくどういう事ができるのか?権力への歯止め、監視という視点が大事だと思います。