読書備忘録

イリーガル・テクニカ(1)さまよえる賢者 (角川スニーカー文庫)

イリーガル・テクニカ(1)さまよえる賢者 (角川スニーカー文庫)

これはこれは。ガンダムSEED種死のノベライズをやっている人です。物語として一応まとめていはいたけどSF設定とか難ありだな。というのがそのままですね。
遥かな未来。人は500人以上あつまると空から謎の光で焼き尽くされる世界。当然文明は崩壊して、というのが大まかな設定です。舞台は明示はしていないですけど北米大陸かな?
肝の部分の500人云々も、具体的にどのくらいの範囲によ?とか、光ディスクはかなり寿命短くね?とか巨大ロボットは水素燃料電池で動いてるそうですが、主人公機は、循環させてる冷却水を分解して水素と酸素を得、その水素と酸素を反応させ発電する。理論上は無限の稼働時間を実現!
ΩΩΩナンダッター
えーと、エネルギー変換効率は100%以上にならんだろ。というかハイブリッドみたく本来ロスになるエネルギーを蓄えてとかなら100歩譲ってわからなくもないんですが・・・・・・・いや、まじ無限の稼働時間とかようわかりませんがな。てかそもそも何を冷却するの?モーター?人工筋肉かなんか?
と、ロボットがでてくる必然性はないし、設定には穴が多くSFでもなくファンタジーというよりお伽話かな、ストーリーもご都合主義でんがな。
まあ、そこあたりに目を瞑れば、キャラとかはそこそこ立ってますね。ストーリーも一応まとまってて、伏線を張りつつ、幾許かは回収して、続刊へ繋げるものは残すと。
中古で見かけたらかうかな?4巻まで、でてるっぽいので今後化ける可能性がないとは言い切れないとか、そういう感じです。
絵に関してはメカ絵や短髪のおっさん絵は悪くないですが、髪の毛が長いキャラは毛の量というか頭蓋骨がイビツなんですが。

評価 C