天体の回転について (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

天体の回転について (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

本屋に行った時にタイトルに惹かれSF枠で購入。ラテン語にすると「De revolutionibus orbium coelestium」。まあコペルニクスの「天体の回転について」のオマージュでしょう。
では短編集なので以下それごとに

  • 天体の回転について

コペルニクスと見せかけてニュートン万歳!かな?尻切れトンボの感もありますが私は好きです。

  • 灰色の車輪

ロボット3原則モノとして読ませるものがありました。あと小惑星を利用したコロニー描写も良。

  • あの日

落ちが強引ですが、魅力は途中までの描写なので問題なし。

  • 性交体験者

ちょいグロ。ちょっと予想ははずされました。

  • 銀の船

これは、これであり。

  • 300万

300のパロディーとして読みました。

  • 盗まれた昨日

短期記憶と長期記憶をネタにしてます。途中頭が混乱したら、たぶん負け。

  • 時空争奪

これは良いSF。実は伝説が真実だったというのを、こういう感じで使ってるのは新鮮でした。

総じて良いSF短編集だと思いました。

評価:A