http://www.simazaki.com/~izumi/mmk/
サークルの先輩よりの情報。石ノ森萬画館は被害こそあるもののスタッフや建物自体石ノ森氏のコレクションも無事だったのこと。
正直、自分の知っているものが無事であることを知りすごくうれしかったです。
松島町の被害も、県庁の報告を見るにそこまでひどくはないようです。

ところで、被災地に物資を送ろう!とかいうデマが流れてるようです。
もちろん今後、それは意味のある行為ですが、現時点では正直あまり意味がないです。

要はロジスティックスというか運輸の問題です。必要な時に必要な場所に必要な物がないといけないのです。

被災者と救援に来ている人々で50万、それ以外にも岩手宮城福島で500万人が住んでいるのに鉄道や港湾といって大量運輸に適したインフラは使用不能で、道路も寸断されてる状況です。
もちろん、その3県でも比較的被害は少ない所もあるでしょうが被災地に物を運ぶだけで大変なんです。
そして、生存に最低限必要なだけでも人間は水1L、食料も必要です。
仮に、あなたが100人の部下5台の4トントラック、そして100ヶ所の避難所にいる3000人の被災者に責任がある立場の人間だったとしましょう。

そこへ10トントラック10台分の物資が来ます。
食料を満載したトラックが6台、水が満載されたトラック2台、衣料品1台、毛布1台。
それに対し、何が入ってるかも分からないトラックが10台。

どっちがいいでしょうか?後者の場合積み下ろしだけではなく、中の物を確かめないといけません。一台あたり500箱として5000箱。仮に1分で中の物を確認できたとしても(企業から出荷される品は段ボールを見るだけで内容物が分かるようになってるのが大半です)5000分。中身を確認するだけで部下全員を使って一時間、実際はその倍以上かかるでしょうし、部下は荷物の仕分け以外にも仕事があるはずです。そして、それを配分して100箇所の避難所へ配分。さらに、食料だけが多くて水がまったくたりないかもしれません。さらにどこへ配分するかも悩みます。
結局、これが現状で一般人からの荷物の救援物資を受け付けてない理由なんですよね。