kafe latte

過日、知り合いと話していて、話題になったのが「cafe au lait」と「cafe latte」の違いは何かということ。
そんなの知らないって、というのは簡単ですが知っている知識を動員して考えてみました。
まず「cafe au lait」はフランス語で逐語的に訳せば「coffee with milk」でミルク入り
コーヒーとなります。では「cafe latte」のラテはなんなのか?たぶんミルクとかそういう
意味だとは思いますが、そもそも何語なのでしょうか?まず英語ドイツ語の線ははずせます。ドイツ語なら「Kaffee」ですし。フランス語の線もちょっと薄い、ほとんど同じのを
別な表現にするというのもなくはないですが「laid」「latte」はどうもひとつの言葉のそれぞれ変化した形に思えます。
どうもロマンス語系の言葉なのはまちがいないでしょう。ロマンス語は一般的にラテン語から枝分かれした言語でフランス語やイタリア語スペイン語、マイナーどころだとルーマニア語などが、それにあたります。ラテン語を母とすれば比較的おとなしく母に似てる長女のイタリア語、顔など面影はあるもの印象がまったく違うお転婆3女のフランス語といったところでしょうか、たとえるならば。

ラテン語でミルクは「lacta」でこれは英語でも乳酸「lactic acid」乳糖「lactose」という言葉でのこってます。余談ですが「lactae」と複数形にすると天の川と言う意味にもなります。
たぶんこの「lacta」がフランス語だと「lait」になったとすれば「latte」も「lacta」からの変化したものだと言えます。「sancta」の「c」が抜けて「santa」になったみたいな感じでしょう。

何語かは確定できませんでしたが「cafe latte」はようは英語にすれば「milk coffee」だとこれでわかります。では何語か?これは半分勘ですが「capcino」の例もあるようにコーヒー関係は英語かフランス語でなければイタリア語の傾向が強いのでたぶんイタリア語。

そうすると「cafe au lait」と「cafe latte」の違いも確定できます。というのはイタリアではコーヒーは一般的にエスプレッソという独特の抽出法で飲まれるのが普通だからです。
だから「cafe au lait」は普通にコーヒーに牛乳がはいったもの、「cafe latte」はエスプレッソに牛乳がはいったものであると推測できます。

で帰って検索や辞書しらべたらビンゴでした。案外あたるものです。不安だった「latte」が実はスペイン語ということもなく(スペイン語では「leche」)おおむね正解でした。
もっとも喫茶店あたりで飲むならともかく缶やパックのやつは正直気分の違いくらいの差しかないと思います。
あと「latte」を英和辞典で調べたら「食材としてのmilk」と周りくどい定義でしたが乳液とかそういう意味の「milk」はイタリア語でも「lacta」あるいはそれに近い言い方をするのでしょうか?