映画を3本みる

原作小説ならびに他の映像化されたものも見た事ありませんので断言できませんが、良い意味で換骨奪胎なのではないでしょうか。原作を現代化というより「今どき」にしたと感じました。

学校を含めた日常生活の描写のディティールの細かさ、主人公を含めちゃんと青春してる登場人物、手に届く気がする「こんなのっていいよね」な学園生活。
またタイムリープに戸惑い、調子にのり、悩む主人公とそれから一歩引いてアドバイスをする魔女おばさん(この人原作の主人公?)なんだか目に沁みる空の青と入道雲の白さ。

できれば10代の人たちにも見てもらいなと。タイムリープというネタを仕込んでてもかなり、青春映画のエッセンスをもってます。
10年20年見られ続けるマスターピースかと言うと疑問ですが、私はDVD買いそうです。

しかし、上映館が少ないですね。東北は仙台のみで、本州の日本海に面する都府県で上映してるのは京都府のみのようです。

まっすぐな、少年のセルフビルディングストーリーでした。題からすれば、主人公は本当の「勇気」を獲得したということでしょうか?
主人公の声を当ててた松たか子は私のイメージだと山崎パンの食パン食べてる人(マテ)なのですが、上手いとは言わずとも下手だとは感じませんでした。
異世界に来て、最初のピンチでどんな生態系だよ?!と思いましたが、そこあたりはファンタジーなので突っ込み不可ですか?
難点はやはり、短いというか話を端折りすぎて、異世界が舞台なのにその状況がいまいち分からず、お話がドンドン進むところでしょうか。
駄作とはいわないが・・・・・・といった評価。
ところでマルドゥックスクランブルのできはどうなるのやら。原作者が脚本やるみたですが。

( ゚д゚)ポカーン 
(゚Д゚)ハァ?
(・∀・)ニヤニヤ 
(ノ∀`) アチャー
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
(ノ_δ)眠い・・
初っ端、父殺しと、ギリシア神話*1からのテーマをどう捌くのかと思ったらほとんどスルーで一応最後の方で台詞一言でフォローとかアホか?と。
ストーリーが上手くつながっていない、というかそもそも話しの筋が追えないのは私の理解力不足ですか?
街やらの描写も気合は入ってて、船も三角帆が有ったりするくせに船がちゃんと描写できていない。石積みの構造物も、ぜったい造ってる内に壊れるだろ、というのがあったり。
そもそも根本的な問題は解決してないし。
他が酷過ぎて声優はけっこういいじゃんと感じました。
なんか、あれですね、これ見てると自分にも監督できるんじゃないか?と錯覚しますよ。

ドラマ版のできに原作者は激怒したそうですが、これ見てどう思うのでしょう?

*1:もっと古いのもあるかもしれませんが