ヽ(`Д´)ノウワァァン!! いきなり8月に2冊も出すなよ!というか表紙が全般的に似てるから本屋で「あれ?6巻はもう買ったっけ?」と思って買ったんで、激しく6巻ネタばれでしたが面白かったんで最後まで読んじゃったよ。
西洋を舞台にしてますが、かなりコテコテの講談調ですが、だからこそいい!盛り上げるために殺してるな、と感じる点もありますが、理由もなく死ぬ人もいたりします。
戦場図があるのはいいのですが、もう少し洗練が必要かと。
というかフィンレイほとんど活躍してナス。(´・ω・`)ショボーン いや大活躍といえば大活躍ですが。

前近代世界で、自由だ平等だと寝言をほざく貴族という矛盾した存在を王族にありながら宗教的な理由により、迫害される者という風にユリアスを描いている事で回避してるのは上手いなと感じました。
架空歴史物としては及第点に達してると思います。
あと後書きの

小説家にとって、未完の作品は、読者に対する負債だと思っています。
発端が衝撃的で謎にみちていればいるほど。
キャラクターたちが、いきいきと魅力的であればあるほど。
物語の背景をなす世界の設定が精密であればあるほど。
それが結末に収斂されず、時間が止まっているばかりとなった場合に、読者がいらだち、ときには、作者に対して怨嗟の念を抱くことさえあるのも当然でありましょう

ひとまず、田中芳樹をどうにかしろ。話はそれからだ。

評価A