日記

というわけでワールドコン二日目です。
まず10時から。「エンタの神様は沈黙せず」
山本弘の個人企画です。SF大会といえば馬鹿話と、サンダーバードを江戸時代にしたら、とかスターウォーズの帝国のテーマに勝手に日本語で歌詞をつけたやつやらのお話でした。「帝国のテーマの歌を聴いたことがない人います?」というので挙手したらサークルの先輩から怒られました。いや、そんなんしらんて。
あと、山本氏がまず会場で「涼宮ハルヒまったく知らない人います?」とオーディエンスの挙手を求め、スケッチブックに紙芝居風に涼宮ハルヒの憂鬱の場面を描いていて、そのまったく涼宮ハルヒを知らない人にRPGをさせるというのをやっりました。
「さて、涼宮ハルヒが自己紹介をします、なんて言うでしょう?」
涼宮ハルヒでーす。ヨロシク♪」
「いわねーよww」
とかあとは
ハルヒが『昨晩見た映画がほんとひどかったのよ』と言っています、さてその映画のタイトルは?」
えーと「デビル○ン」とあと、もうひとつくらい挙がりましたけど、それは忘れました。
そんな、まあ馬鹿なネタでした。

ついで12時から「スチームパンク/歴史改変」パネリストは荒巻義雄高野史緒永瀬唯、宇月原晴彦さんでした。
ぶっちゃけ、宇月原晴彦さんは本なんて一冊も読んだことないですし、えーと永瀬唯さんってガンダムの人?とかそんな感じです。
荒巻氏は実は真性ではなかった!昭和一桁代のお生まれですが、闊達としたお爺さんでお話も面白かったです。今後はこういう本を書きたいとかもあってちょっとチェックかもかもでした。
ただ、原子力発電にしろ火力発電にしろ、ある意味現代はいまだに蒸気機関に頼ってるというのは間違いではないが語弊があるかなーと。まあ半分ネタなのでしょうが。電力はそれ以前のガスやらと比較して遠隔地へ送れること(正確にはエジソン固執した直流ではなく、交流になってからですが、大正時代の日本はたとえば浅草とかの街中に普通に発電所がありました、電気の凄いところはジェネレイターとそのエネルギーを利用するのが遠隔地でもロスが少ないこととかですが)
高野史緒さんは、デウス・マキーナはぶっちゃけ自分の好きな物をミックスして突っ込みますた。というのに惚れました。アイオーンはどんなのミックスしたん?と聞きたかったですが、自重したのを激しく後悔してます。ワルツなんて現代のダンスミュージックと変わらんがな、というのは史学畑の人間ならではですかね?
他の二人に関しては、えーと正史が現代では存在しないは言いすぎかなーと思いました。どうも正統を知らずに、異端の知識を得てるの感あり。あと山田風太郎司馬遼太郎の話にかんしては前者は一冊も読んでなく、後者は小説は「項羽と劉邦」のみ。エッセーを批判的に読んだだけなのでパス。

その後、山本弘氏と荒巻義雄氏のサインを貰いました。荒巻氏に関しては「空白の十字架」を「白い十字架」と間違えてしまいましたOTL

ついで14時30分から勇者のお茶会へ。てっきりもう始まっていると思ったらまだ準備やらで十分まにあいました。
監督の米たにヨシトモさん、脚本家の竹田裕一郎さん北嶋博明さん、あと声優の天海護役の伊藤舞子さんをゲストにお迎えして、まず勇者王ガオガイガーの英語版「THE KING OF BRAVES GAO GAI GAR」の第一話を見て、その後はトークという流れでした。
英語版、歌は字幕でしたがそれ以外は吹き替えです。なんだかナレーションだけ聞いてると海外のSF映画のごとく。あと獅子王凱の声の熱っぽさは檜山修二さんに負けないぐらいでした。吹き替えは声質ががががが・・・・・・という事が 往々にしてあるのでちょっと意外でした。伊藤舞子さんはご自身で護役はE版の方が上手といってました。
ブロークンマグナムやステルスガオとかはそのまま英語にして使ってました。「Final fusion aprove!」「Final fusion drive!」とか。翻訳もかなり良好かと。まあ文章で見てないので適当ですが、でも凱はやっぱり年齢に拘ってますた。あとEI-02は「イーアイ・オウツーと発音してました。
その後の裏話。監督の米たにヨシトモさんは家で発掘したガオガイガーの企画書を持ってきていて初期の名前は「ガガガッティ」だとかブロークンマグナムはもともと手首だけだったとかの没ネタの披露。時間の関係上短めでしたが、とても興味深かったです。
伊藤舞子さんはオーディションに受かった際、当事所属していた劇団21世紀FOX主催の肝付兼太さんから「え!?舞子が受かったの!?」などと言われたそうです。
脚本家のお二人もそれぞれ興味深いお話でした。どちらかといえば北嶋さんの方がノリがよかったです。普通はローテーションで割り振られる脚本が、それこそ早いもの順だったとか、当事の熱気を感じられました。

16時から「知財としてのSFマンガ・アニメ〜文化を発信する国として〜」
ゲストは辻真先氏、永井豪氏、樋口晴彦氏。永井氏に関しては説明はいらないでしょうが、辻さんはもとはテレビの脚本家でエイトマンやらの黎明期の日本アニメの脚本家として有名で、樋口氏は警察学校の教官だとの事。
冲方丁氏はプログラムには名前ありましたが、きてませんでした。あとお一人どこかの大学で知財に関しておしえてる先生がいらっしゃいましたがお名前は失念しました。辻さんはそれこそノラ黒2等兵からの70年来のマンガファンで、種やひぐらしあたりのアニメは押さえてるそうです。自分も数十年後、こうありたいと思いました。
永井豪氏に関しては「あー、デビルマンの神父役で、出てきた、そのまんまだよ!」と感じました。
脱線もありつつも、自己紹介やパネリストのお話は面白かったのですが、えーと、かなりの時間をオウディエンスの質問に割いてくださったのですが、最初の質問者がなんというか「永井さん、大好き!ファンです!」という感じで、なんというか質問というより自分の言いたい事を言うというか、知財に関係ない事で自分はこう思います、永井さんはどう思いますかとか。
正直それは質問ではありません。おまけにそれが3連発。質問の方が答えより長いとか勘弁してください。司会者の方もなれてなかったようで、それを止められなかったようです。
あとその他の質問も本嫁!とか、知財と直接関係ないがいな。とかありました。パネルディスカッションは質問するオウディエンスも教育されてないと駄目なんだなと思いました。

同人誌に関して、永井氏は自身もパロディーをしたので好意的ではありましたが、その例が「けっこう仮面」でしたし、あくまで原価で仲間内で楽しむような同人誌ならばといっており、他の方も概ねその様な意見でした。コミケを含む同人文化に詳しくありませんが、少なくとも同人誌を虎とかメロンに委託するようなのはどうやらアウトらしいです。無論、権利者が文句をいわなければというのはありますが、仮に文句を言われたら法的にはかなり厳しいという認識はもってしかるべきようです。
それと、著作権の期限を著者の死後50年から70年に延ばすという事に関しては、永井氏はその様な期限の問題より著作者の権利がちゃんと護られるのかが重要だと思っているようです。「永井ワールドとかつくれば?」などと言われても、永井氏は数百億などというお金はないとの事。
質問で「著作人格権と関連してですが、永井先生は映画デビルマンに関して不満はありませんか?」と聞きたかったですが自重しました。

そして、その日のワールドコンは終わりました。英語の企画が一つもなかったOTLでも正直ハードル高とです。
その後、サークルの後輩3人と私が一度も行ったことがないのでアンミラで食事をしました。そこで、渋谷へ帰るならみなとみらい線直通の東急が良いという情報をGET!
あれ?東急で渋谷へ行って、そこから乗り換えで新宿が最適解?