日記

軽く寝ておきたら既に淡路島!いやー携帯のGPSナビあるとカーテン閉めっぱの夜行バスでも現在位置がわかっていいですね。4列だと眠れないことも多いですが、3列シートなので眠れました。アイマスクも用意してあってなかなかバス自体には好印象。まあ四国バスはそうそう使わないでしょうが。
でもう一度寝て起きたら鳴門西PAでした。車乗らないのでよくしりませんでしたが、トイレと自販機くらいしかありませんでした。大塚製薬のお膝元だけあって自販機も大塚が目立ちました。
降りたのは私だけでした。運転手さんに聞くと「降りる人はたまにいますけど、大体迎えの車が来てますね」とのこと。どこから下に降りれるかとか親切に教えてくれました。

そしてタクシー会社へ連絡を入れました。20分ほどで来て貰い
1行き先は大塚国際美術館
2コンビニが近くにある
3ゆっくり休めてスペースがある所
と頼むとちょうどいい場所まで乗っけていってくれました。運賃4kしましたがOTL
聞くと、高松行きではなく徳島行きならもっと街中だとのこと。リサーチ不足が祟りました。エアエッジだとネット重いんよ。

でコンビニでダンボールをもらい、ガムテ購入して梱包し発送。郵便番号が覚えてたのと違いました。まあ、それじゃなければこれ、と思い出せたのでよかったのですが、自宅から送ったのは全部間違った郵便番号だた。
てか、PS2とかいらねーよ。こわれてもいいや!とか色々つめこむ。というか肩がけの鞄を開けて真っ先に入ってるのがラテン語の辞書ってどうよ!?

その後、朝一のバスで大塚国際美術館へ。目の前に大塚国際美術館。後ろを見ると大塚製薬の御殿が建ってます。
大塚国際美術館は山をぶち抜いてる感じです。
開館まで時間があったので、近くを軽く散策と思いましたが、海が見えるあたりにいっても何もなくて絶望。というか携帯の電源が切れててナビも使えないので大人しく大塚国際美術館まで戻りました。
まだ開館までは1時間以上ありましたが、通用門みたいなところがドアなしで入れ座る場所や自販機があるので警備員の人に聞くと、そこで待っててOKとのことで座って待ちました。

で開館。入り口を入るとまず長いエスカレーターで上ります。で上った所が地下3階という、山ぶち抜きならではの構造です。
100円で利用でき、鍵を挿せばお金が戻ってくるタイプのロッカーがあったのでそこへ荷物を詰め込みました。朝一なので、全部空いてました。

入ってすぐはシスティーナ礼拝堂ミケランジェロの天井画。
私が入った時はほとんど人がおらず、荘厳の一言に尽きます。
フルサイズで再現された天井画や壁画は圧倒されます。オペラグラスか双眼鏡買うつもりが忘れてたのが痛いOTL
オリジナルは両脇の壁にも壁画があるのですが、再現されているのは預言者より上です。
画集などではアダムの誕生やらが大きく載ってたりしますが、正面の壁画などフルサイズならではの細かい所まで観察できます。
サン・フランチェスコ聖堂の壁画なんかはジョットとそれ以前の名前の残らない画家の、まったく同じ主題の絵を見比べる事ができます。
古代ではアレキサンドロス大王のモザイク画など、モザイクをちゃんと再現しているので間近で見れます。というか触れます。
中世では「皇帝ユスティアヌスと随臣たち」と「皇妃テオドラと侍女たち」が目を引きます。
ルネサンスは受胎告知の各画家の違いが面白いです。手の甲を前に向け、お腹の前で腕をクロスさせるのは確か敬虐をあらわすポーズだったかな。キリスト画に出てくるピラトーが胸をひっぱてる、物によっては服を破ってるのは怒りだったはず。
バロックじゃベラスケスの有名な王女マルガリータを描いた「ラス・メニーナス(女官たち)」のドレスの光沢も間近でみると白を筆跡も見えるように絵の具で塗ってあるのがわかります。ベラスケスすげーよ!
ルイ14世肖像画」は絵も然る事ながら、額も凄い!金ぴかで上部中央にはでかでかとフランス王家のユリの紋章が再現してあります。絵は額も可能な限り再現しており、額だけで20億以上かかっており、この「ルイ14世肖像画」だけで2000万以上かかったとの事。
ネロ少年が死ぬ間際にみたリュベンスルーベンス)の「キリスト昇架」も見開きで祭壇画をちゃんと再現してます。裏にも絵があるので、裏に回って見ましょう。
印象派はマネ、モネ、ドガルノワールの筆遣いが華麗です。

とまあ話していたらきりがありませんが、額や展示形式に特徴があるのは再現してある、大きさがフルスケールというのはいい!
同じ主題を時系列毎にどう描かれてるのかの変遷も面白いです。女性裸婦画の頭を左にして横たわってるポーズは古代からだとは知りませんでした。多分、主題で一番多いのはキリストでしょうが、時代ごとの違いに着目してみると面白いかもしれません。それと主題自体、つまり何が絵に描かれるのか?に着目してみるのも面白いかもしれません。
あと画集やらではよくわからないモザイクの凹凸、筆遣いもわかるのはYesだね!
難はやはりあくまで陶板での再現なので、油絵とかの凸凹が再現はできてないこと、古代ギリシアの壷絵は展開図みたく再現してますが、さすがにちょっと無理があるかも。
ジャンルが西洋絵画に限られているので、古代ギリシアのアルカイック期の絵などは強くオリエントの影響を受けているのでそういうのもほしかったかもと思いました。
館内の食堂は孔明の(ry

まあ、何はともあれ大満足でした。普通に開館から閉館間際までいました。興味がある人なら2日3日かけてもいいかもしれません。


大塚国際美術館を出てバスで鳴門駅へ。
駅が小さくてバスが止まるまで気づかなかった!
ていうか
SUICAがつかえねーってレベルじゃねえぞ!
えと。高架式でない、単線は想定範囲内でしたが、えと線路の上を電線が走ってないお。てか切符の自販機、液晶じゃなくて昔なつかしの金額がランプでついてるタイプ。というか路線図がテラ小さ!四国だけなので路線一桁です。
駅にD15とかK12とか番号がふってあって、駅の駅名看板の下にもあります。多分土讃線のDや高徳線のKなんでしょうが、えと何の役にたつのでしょう?
首都圏の網の目のような路線図に慣れてるとデカルチャー!!
東北の電車も色々驚きましたが、あちらは所詮JR東日本ですから。
JR東日本の緑に慣れているので駅名看板の水色ラインに違和感があます。JR東海東海道本線の色、と思えばそれほど違和感はありませんでしたが、水色って京浜東北線だったよね?
そして電車に乗って驚いた!運賃箱と運賃表があるw
車窓からの景色は、かなり山なかんじ。なるほどこれなら安房と名づけるね、と感じました。
鳴門発の電車は徳島行きなので、途中、高松行きの特急へ乗り換えました。車掌さんに聞くと、普通電車だと1時間以上待たないといけないといわれたので、早くホテルへ行って荷物を置きたかったので。
で、駅のホームでやっぱり架線がない。と思っていたら、やってきた特急もやはりディーゼルでおまけに2両編成。指定席とは車両ごとに設定されるものだと思っていましが、座席番号1番から4番までが指定席って。私が思っているより日本はまだまだ広いようです。

高松駅は日本では珍しい頭端式の駅でした。高徳線が非電化でそれ以外は電化してるからでしょう。
適当に駅の近くの安いホテルへチェックインし、街へ適当に繰り出しました。
えとまだ8時前なのに人影がまばら・・・・・・シャッター降りてる店の方が多いですが・・・・・・
アーケードが続いてる感じは仙台みたいですが人手はかなり少ないと感じました。
帰りのバスがネットで完結するタイプのやつでメールはPCの方に送られて来たのを携帯へ転送するのをうっかり忘れてたので、ネットカフェに入り検索してその会社のサイトを見つければ連絡先とかあるだろうと思ってましたが、高松のネットカフェは身分証明がないと利用できませんでした。
適当なうどん屋へ入りうどんを食べましたがうまかった!うどん自体は細めなんですね。
帰りは方向音痴レベル3が発動して道に迷いますた。OTL
携帯の電源切れててホテルで充電中なので、携帯のナビが使えなかったのが原因です。道を覚えないというかランドマークを覚えなかったからじゃないyp!
その後ホテルで携帯の充電終わったのでメールやらをして寝ました。